【INPEX（1605）】鉱業種で純利益ナンバー１の高配当株

INPEXの企業・事業概要について

INPEXは、時価総額が１兆円を超える資源開発最大手だよ！

INPEXの事業内容について解説するね！

オイル・ガス資源の開発・生産事業

INPEXは、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、アブダビ、ロシア、メキシコなど世界各地での探査・開発により、天然ガス、原油等のエネルギー資源を開発・生産しているよ！

特に、オーストラリアのイチサート・ガス田開発は、同社の主力事業の一つであり、将来的には日本におけるエネルギー需要に貢献することが期待されているね！

液化天然ガス（LNG）事業

INPEXは、オーストラリアのイチサート・ガス田から産出されたLNGを、主に日本やアジア諸国に輸出しているよ！

また、オーストラリア以外にも、インドネシアやアブダビでもLNGの生産・販売を行っているね！

環境エネルギー事業

INPEXは、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業にも取り組んでいるよ！

特に、北海道にある「洞爺湖風力発電所」は、同社の代表的な再生可能エネルギー事業の一つだね！

INPEXは投資すべき日本の高配当株か？

結論、私は投資すべき日本の高配当株だと考えてるよ！

ただ、日本を代表する景気敏感な高配当株だから、投資のタイミングは非常に重要だね！

具体的には、経済ショック時のような業績悪化が原因ではない株価の暴落時に投資をするべきかな！

INPEXの強み

競合他社に対して、INPEXが優れている部分を解説するね！

海外展開の実績

INPEXは、日本を代表する石油・ガス企業の一つであり、海外展開の実績が豊富だよ！

特に、アジアを中心に、オセアニア、中東、北米、ロシアなど世界各地で事業を展開しており、グローバルな規模での事業展開が可能だね！

技術力の高さ

INPEXは、石油・ガス探査や開発に必要な技術力を持っているよ！

特に、海洋油田や深海油田などの開発に関しては、他社に比べて技術力が高いとされているね！

多様な資源の取り扱い

INPEXは、石油や天然ガスだけでなく、液化天然ガス（LNG）やジェット燃料など、多様な資源の取り扱いに力を入れているよ！

これにより、市場ニーズの多様化に対応することができるね！

大型プロジェクトの実績

INPEXは、海外での大型プロジェクトに参画することが多く、その実績が豊富だよ！

特に、オーストラリアの「イチソルプロジェクト」や、インドネシアの「マスラプロジェクト」など、大型のプロジェクトに積極的に取り組んでいるね！

以上のように、INPEXは海外展開の実績が豊富で、技術力が高く、多様な資源の取り扱いができ、大型プロジェクトに取り組んでいることが強みとなっています。

INPEXの割安感を見てみる

INPEXが割安かどうかを判断する為に、いくつかの指標を見てみるよ！

直近10年のPER推移

2013年の期末から2022年の期末のPER推移を表したグラフだよ！

直近10年で最低水準のPERだね！これは十分に割安と判断できるね！

実際に投資をする際には、直近のPERと上のグラフを比較して判断してね！

直近10年のPBR推移

2013年の期末から2022年の期末のPBR推移を表したグラフだよ！

直近10年で中間水準のPBRだね！ただ、東証大号令を考えるとかなり割安と判断できるね！

実際に投資をする際には、直近のPBRと上のグラフを比較して判断してね！

直近10年のミックス係数推移

2013年の期末から2022年の期末のミックス係数推移を表したグラフだよ！

直近10年で最低のミックス係数だね！これはかなり割安と判断できるね！

実際に投資をする際には、直近のミックス係数と上のグラフを比較して判断してね！

株価の推移（月足チャート）

INPEXの月足チャートを見てみるよ！

現在は直近５年の株価よりも高い状況で推移しているね！

RSI（株価の買われすぎ・売られすぎを判断する指標）は５０以上で少し割高な印象かな！

超割高って感じでもないけど、割安ではないことは間違いないね！

私は、月足チャートのRSIが50未満の銘柄にしか投資をしないルールに決めているよ！

INPEXの配当金関連を確認しよう！

INPEXの配当金関連を確認するよ！

直近10年の配当金推移・配当性向推移

まず、減配は直近１０年で２０２０年の１度だけ！

２０２０年は、コロナショックがあった年でINPEXは赤字だったよ！

先行きが不透明だったこともあり、減配してしまったね！

しかし、その後の２年間で大増配を実施していて、２０２３年は６４円の配当金を予定しているよ！

配当性向に関しては、３０％程度を見込んでいて、今後も業績が良ければ増配が期待できるね！

配当利回りについては、コロナショックで大きく株価が下がった２０２０年３月に４．９３％を記録しているよ！

現在は４．６％前後の配当利回りでコロナショック時に近い利回りとなっているね！

株価の変動によって利回りは日々変動するから、投資をする前にしっかり確認してね！

配当政策（株主還元）について

２０２２年から２０２４年までの３年間について、中期経営計画で下記のように発表しているよ！

「安定的な配当を基本としつつ、業績の成長に応じて、株主還元を強化する」

「総還元性向は４０％以上を目標とする」

「事業環境、財務体質、経営状況等を踏まえ、自己株式取得を実施する」

「短期的に事業環境等が悪化した場合でも、１株当たり年間配当金の下限を３０円とする」

INPEXの業績推移

INPEXの業績推移について、確認するよ！

直近10年の売上高・営業利益率推移

売上高は２０２０年まで右肩下がりだったものの、直近３年で大きく上昇しているよ！

営業利益率に関しては、一見超高利益率に見えるけど実はからくりがあるんだ！

かんたんに言うと、産油国に払うべきロイヤリティが営業経費外（法人税等）に計上されているからだよ！

これによって営業利益を計算する段階ではロイヤリティが含まれず、営業利益率が非常に高く見えるんだ！

INPEXに関しては、純利益で判断するのもいいかもね！

直近10年の営業利益・純利益推移

営業利益・純利益推移については、売上高とほぼどうようだね！

コロナショック以降、大きく上昇しているよ！

直近10年のEPS推移

見ての通り、安定感のないEPS推移だよ！

景気敏感株の代表銘柄だから、世の中の状況に大きく左右されるよ！

INPEXの財務状況推移

INPEXの自己資本比率は、直近10年で下がっているね！

ただ、６０％以上の自己資本比率を保っていて、健全な財務状況と言えるよ！

INPEXに投資をするリスクについて

最後にINPEXに投資をする上で把握しておくべき投資リスクを解説するね！

原油価格の変動

INPEXは、原油や天然ガス等の資源価格に左右されるため、市況の変動によって業績が影響を受ける可能性があるよ！

資源開発のリスク

INPEXは、世界各地での資源開発に取り組んでいるけど、探査に失敗したり、開発が予定通り進まなかったりするリスクがあるよ！

為替リスク

INPEXは、主要なビジネスを海外で展開しているため、為替変動によって業績が影響を受ける可能性があるよ！

エネルギー政策の変化

INPEXが事業を展開する国や地域のエネルギー政策が変化した場合、その影響を受けることがあるよ！

例えば、再生可能エネルギーへの政策転換が進んだ場合、同社の石油や天然ガス事業に影響が出る可能性があるね！

業界競争の激化

INPEXが事業を展開するエネルギー市場は、競争が激しくなっているよ！

他の大手石油・ガス企業との競争により、価格競争や事業拡大のための投資が必要となる可能性があるね！

自然災害の影響

INPEXは、海外の脆弱な地域で資源開発を行っているため、自然災害による事業の停滞や損失が発生する可能性があるよ！

人材確保の難しさ

INPEXは、グローバルな事業展開を行っており、人材確保の難しさがあるよ！

採用や育成に多額の費用がかかり、また、海外赴任に伴う費用もかかるため、人材確保に関するリスクがあるんだ！

以上のように、INPEXに投資をする場合は、様々なリスクを抱えていることを考慮する必要があるよ！

投資前には、事業戦略や業績などを詳しく分析し、リスクとリターンのバランスを考慮した判断が必要になるから注意してね！

INPEXの月次分析データを毎月更新中！

当ブログでは、下記画像のように業績・指標・チャートのデータを総合的に分析した銘柄ごとの割安感データを毎月更新しているよ！

今回紹介したINPEXについては、下記の記事で解説しているから是非参考にしてね！

その他にも、下記の記事で優良な高配当株を解説しているよ！

【まとめ】INPEXは、リスクもあり景気敏感だが優良な高配当株

今回は、鉱業種で純利益ナンバー１のINPEXについて解説したよ！

まとめると

・INPEXは、鉱業種で日本ナンバー１
・日本政府も株式を保有している
・INPEXには競合他社に勝る強みがある
・景気敏感株だから、業績は不安定
・様々な事業リスクがある為、投資タイミングは慎重に